問題集
中学生の場合、1月後半、中2生に中学で高校入試用の問題集を購入を促す案内が配布されます。判断に迷う場合、塾に購入相談をして欲しいと思います。塾で使用している年間教材と内容が同じであれば購入する必要はないでしょう。中には定期テストでその問題集から出題されると心配している生徒もいますが、全員が購入しない問題集からテストを作る先生はいないはずです。公立高校用の問題集はどれもほぼ同じです。中1から中3まで学習する内容を単元別に並べ、基礎問題から入試問題までを解く流れになっています。理科社会は分野別、英語は文法事項別、数学は学年別に学習内容を並べています。国語は漢字や文法、文学的文章の読解、説明的文章の読解、古典(漢文を含む)といった編集になっている教材ほとんどです。
平均レベルの中学生だと、問題集をひとりで進めることは難しいでしょう。理科社会の重要事項を理解して問題を解くところまで至らない場合が少なくありません。知識の整理をして、学習内容を理解出来ないものが出てくれば、調べたり聞いたりすることが必要になるはずです。また、学力上位者であれば、復習範囲の問題を解いて、丸を付け、間違えたところを赤字で訂正することはできます。いずれも、問題集をどう解くか、個々の課題を解決する方法を身につけるべきです。さらに、中3は中1からの復習範囲と中3での学習範囲を限られた時間で効率よく学習する必要があります。学力相当の問題集選びは重要です。
くれぐれも同じような問題集を2冊、3冊と購入しないで下さい。1教科1冊で十分です。異なる問題集を次々に解いても、できない問題はできないままだということになりがちです。一冊を隅々まで身につける学習が大事です。